FAKIN’ POP

ライブ後に・・・
友人に引きずられるようにライブに行き、「アルバム聴いてくれてない人は呪いますよ?」の平井氏の言葉に怯えて・・・というのは嘘ですが、生歌に感動して、その日に発注しました。MCも言葉を選んで、選んで・・・お話になる方ですが、やっぱり楽曲も言葉とメロディーを選んで、選んで・・・誠実に作られている方ですよね。アルバムの盛りだくさんの楽曲に対して、皆さん、感動から辛口まで様々なコメントですが、実験的な曲もあり、切ない曲もあり(「キャンパス」はご自身の学生時代を思い起こしながら、「写真」は亡きお父様を想いながら、の作だそうですね)・・一曲一曲これだけいろいろ感じさせてくれるアーティストに対しては、やっぱり「ステキ」としか言いようがありません。ありがとう、平井堅!

平井堅の不器用だけど真っすぐな愛が詰まった宝箱的アルバム
平井堅さんの約3年ぶりのアルバム発売されるのを待っていた甲斐がありました。どの曲も平井さんらしい不器用だけど真っすぐな愛が詰まった噛めば噛むほど味の出る宝箱的アルバムだと思います。全曲

素晴らしい曲だと思います。まさに平井堅ワールド全開のアルバムといったところでしょうか。

ポップで切なく美しい、べスト盤の様な傑作アルバムです!!・・が
メロディアスで切なくポップな名曲がベスト盤の様にカラフルに散りばめられていて、キラキラとした青春のイメージも心地よく刺激してくれる、かわいく爽やかで美しい、ポピュラー系音楽の名作品集に仕上がっていると感じます。・・・と、終始賛辞で占めさせて頂きたいところなのですが、個人的には、R&Bや2STEP・ハウス等、ブラック?クラブミュージック趣向のあるクールな平井堅さんが好きになりファンになった人間でもあるので、本アルバム全体を通して聴くのには少し難しさも感じてしまっております。

「楽園」や「KISS OF LIFE」など、3rd?5thアルバムにかけて主要なR&B系楽曲を手掛けていた中野雅仁さんが離脱されてからというもの、松田聖子さんやサザンオールスターズ、KANさんなど、80?90年代の純粋で胸がキュンとしめつけられるメロディアスな楽曲が傾向・割合的に増えたのだと感じております。前作は、そういった楽曲とR&Bのグルーヴ・ビート感が見事に調和されていて、バランス・バリエイションに満ちた傑作であると個人的には感じられたのですが、本作はメロディーに重点が置かれ過ぎてしまっているせいか、スロウ?ミディアム系バラードなど、近い雰囲気の楽曲が多く存在してしまっている様にも感じられてしまいます。

アルバム発売前にCMやドラマ等、諸々のタイアップで収録曲が露出し過ぎていたので、多くの曲イメージが既に出来上がり、全体的に似通った印象に感じられてしまったところもあるのかもしれません(アルバムを買って初めて耳にする形であれば、同じ曲でも印象は大分異なっていたのかも知れません)。

これほどまで既出曲が多いオリジナルアルバムというのも、当方30年近く生きてきてマレな経験であったので、今回少し奇妙な感覚・気分を味わうこととなりました。・・やはり、買ってからのお楽しみは、もう少し残しておいて欲しいというのが本音なところでもあります。

次回作では、少しワルでセクシー&クールな感じ、ソウルフルでファンキー・ジャジーな雰囲気も、以前同様味わってみたい思いであります。キャッチーで美しい旋律が染み入る本作が素晴らしいことに変わりはないのですが、やはり渋みのあるトラックももう少し多く聞いていたいのですm(_ _)m
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